◆杉玉の作り方と意味・・・ご家庭・お酒好き・飲食店様へ
新酒のできる冬に酒蔵の軒先で見かける「緑色のアレ!?」は、「杉玉 すぎだま ・杉林 すぎばやし・ 酒林 さかばやし」と言います。近所の小学生には「蜂の巣!?」っと指をさされる人気者です。
「杉玉」の大まかな意味は、
冬の青々としている時は「新酒ができましたよ!」の合図。
秋頃に茶色く日に焼けた頃は、「お酒が熟成されておいしい秋あがりになりましたよ!」の合図です。
神社などでいただいたり、購入したり、通販で購入(25,000~50,000円)など方法はありますが、松波酒造では社長が手作りで作ってます。 今年で3回目の冬でした。
そこで簡単にできる「杉玉」の作り方。
杉玉の作り方…松波酒造若女将、金七さんの直筆。
●杉玉の作り方●
材料は、杉の枝・金網・針金・ヒモ
杉の枝は山から切ってくるのがベストですが、難しい場合は、知り合いを探して頂くべし。
作りたいサイズの2~3倍ほどの枝葉が要ります。 松波酒造では雪の中山から新鮮な枝を切ってきます。
(1)金網で丸い芯を作る。 完成品の1/3の大きさを目安に!
針金で止める。
(2))枝をさくさくと網の穴に入れる。
床に敷物をひいてね。枝ぶりを見て、隙間に入れる。枝の根本の部分の葉っぱは「抜け毛防止」 なので刈らない!
(3)もさもさのマリモヘッドが・・・
思った以上に大きな杉のかたまりになります。
あれば家の梁、無ければ物干し竿その他しっかり吊せるところにロープで引っかける。
(4)必ずはまります。「剪定」
センスが問われます。 360度しっかりチェックして切りましょう。
(5)できあがり。
がんばれば、半日でできます。
葉が散らかるのでおそうじ。
杉の枝を手に入れること、作業時間と労力とセンスがそろえば作れます。
小さい物から始めると楽しいですよ!
<リンク集>
●清酒「大江山」奥能登の地酒・・・松波酒造株式会社
●杉玉がお知らせする新酒・・・松波酒造・にごり酒「波の花」
●能登の地酒とおいしいものと酒蔵風景を松波酒造からお届けするブログ・・・大江山 若女将の酒楽日記