◆能登照葉 のとてりは 花を愛でながら味わう純米酒
松波酒造 金七聖子さん 奥能登の地酒「大江山」の松波酒造 若女将の金七聖子です。
今年の2月、とある勉強会の懇親会で、金沢の花屋の社長さんと知り合い、コラボ企画をすることになりました。
お酒の席とは人と人の距離を近づけるもので、『生花と日本酒のセットギフトを作ろう』 『デザインや名前はもう決まっているから』と、超速で決まりました。
この花屋さん(株式会社花とも)は、金沢の武内酒造店とも話を進めていて、能登も縁があることだし(金沢大学主催 里山里海マイスター)、能登でも誰かいないかと考えていたところだったそうです。
金沢・能登・生花・日本酒、ありそうでなかったセットです。
異業種や同業他社で直接話し合ってものづくりをするのは、口で言うほど楽ではないんですよね。
このチームでは、それぞれの得意分野で自分のできることを進めて、さらに色んな人をいい意味で巻き込みながら話が膨らんでいきました。そして毎月1回ほどのミーティングを重ねて、コラボ商品を形にしていきました。
啓翁桜 生花は金沢市今町花園地区で育てられている正月に咲く「啓翁桜 けいおうさくら」(左写真)と、 能登町山口地区 願成寺に咲く「藪椿 やぶつばき」。
これらの花を、竹内酒造店の桜酵母で仕込んだ酒「桜吟醸 春待ち桜」、松波酒造の「純米酒 能登照葉(のとてりは)」、それぞれのラベルに描きます。 加賀友禅作家 石田巳代治氏に依頼しました。石田氏は、着物だけにとどまらず、海外でも評価の高い芸術家です。
【生花 桜・椿 と 日本酒(能登照葉・春待ち桜)】は、今年はどうしても桜の花が200本しか確保できないこともあり、200セット限定。
【日本酒(能登照葉・春待ち桜)セット】は、今年は1000本限定でスタートします。
桜も椿も生産者は高齢化し、後継者の問題も抱えています。 異業種同士の共同商品で付加価値を高め、より多く販売することにより、お客様の笑顔と生産者の笑顔を増やしたい。また、花の生産を通じて、桜や椿を育む里山を大切にすることから、山も海も美しくなる。この商品には、そんな背景や思いがあるのです。
人と人の繋がりが花を咲かせる、農産地と商工業者を育てるこの企画は、石川県産業化資源活用推進ファンド事業の対象となりました。
■商品のご紹介
能登照葉と春待ち桜 セット「日本酒(能登照葉と春待ち桜)セット」ギフトケース入り
お歳暮やお正月の贈り物に。
石川県の美味しいお酒を素敵な装いでお届けします。
価格:4,200円(送料・手数料別)
武内酒造店:桜吟醸 春待ち桜 720m ピンクボトル 甘口
松波酒造:純米酒 能登照葉 720ml グリーンボトル やや辛口
○松波酒造の「純米酒 能登照葉」
*「能登照葉」名の由来
照葉とは、冬に照葉樹の葉が紅葉する状態を、いけ花の業界で表すものです。
能登半島には藪椿の群生地があり、以前は椿油の生産も盛んでした。
松波酒造の「純米酒 能登照葉」
○武内酒造店の「桜吟醸 春待ち桜」
桜酵母という特殊な酵母で、今年初めて仕込みました。
松波酒造でも販売中
武内酒造店「桜吟醸 春待ち桜」
啓翁桜、能登の藪椿、「純米酒 能登照葉」「桜吟醸 春待ち桜」セット「生花 桜・椿 と 日本酒 能登照葉・春待ち桜」
2008年12月15日から2009年1月15日まで、期間限定販売
価格 8,400円 (送料・手数料別)
生花:金沢の啓翁桜
生花:能登の藪椿
武内酒造店:桜吟醸 春待ち桜 720m ピンクボトル 甘口
松波酒造:純米酒 能登照葉 720ml グリーンボトル やや辛口
■限定200セット
■大きな箱の中に生花と、日本酒2本を入れて送ります
これからも、異業種のみなさまと新しい商品づくりを続けて、人と人とをつなぐ酒造りをしたいです。