<今月のお店>第60回:川田美術陶板 川田裕康さん

■温もりある陶板で街を飾り、より潤いある街並みに…「川田美術陶板」
白山市にある川田美術陶板石川県白山市で陶板(やきもの)を使った、オリジナル表札や看板、 退色に強いという特性をいかした メモリアル陶板(ウェルカムボード、お誕生マグネットなど)などを製造されている「川田美術陶板」。

文字や模様が凸型で盛り上がるという独自製法を用いた立体陶板表札や点字案内陶板そして切文字陶板もあります。

土選びから窯だしまで一貫生産できるため、お客様のご要望に応じてサイズ、色、形などが自由自在です。焼き物ならではの色やデザインのバリエーションが豊富で表札は現在126種類をご用意しています。

今回は、代表取締役、川田裕康さんにお話を伺いました。

立体陶板表札で一番人気!

瑠璃色が鮮やかでとてもキレイなサイン陶板 椿魚さんの瓦焼きの美術陶板
立体陶板表札で人気第1位の「オータムリーフ」
は優しく柔らかな感じがします。
ランキングの続きはこちら 瑠璃色が鮮やかでとてもキレイなサイン陶板。
色が褪せないので屋外看板にも適しています。
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椿魚さんの瓦焼きの美術陶板。「人生 元気が 何よりの 倖せ」二人地蔵。
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ウエルカムボードのメモリアル陶板

マグネットお誕生おめで陶板 つるつると滑らかな手触りの点字案内陶板
ウエルカムボードのメモリアル陶板。後で、表札としてお使いいただけます。

お名前と生年月日を入れて、お誕生の記念にマグネッ陶板。
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つるつると滑らかな手触りの点字案内陶板。
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■ネットショップをはじめたきっかけ
Q.ネットショップをはじめたきっかけは?

1970年に私の父が川田製陶所として、当時はまだ窯がなく、焼く前段階までの作業、洋食器を成形する仕事をしていました。
その後、私が後を継ぐようになり、このままではいけない、何か一品ものを作れないだろうかと試行錯誤を重ねていました。そして、昭和63年に異業種交流での協力を得て、ハンコのゴム印の技術と焼き物の技術をあわせて、文字や模様が凸型で盛り上がる製法の立体陶板を開発しました。そして平成6年に「大型多色凸模様立体陶板」として商品化。今では3つの窯があり、土選びから窯だしまで一貫生産できるようになりました。

ホームページを立ち上げたのは、販路拡大や商品拡充のためもありますが、陶板を多くの人に広め、お店の看板や家の表札として飾られることにより、街の風景がより潤いのあるものになればいいなという思いからです。
■ネットショップを開設した効果
Q.ネットショップを開設して良かったことや、発見したことは?

ホームページがなかったら、知りえなかった遠方の方 (県外)に知り合うことができました。また 県内の方でうちのホームページを見て、陶板表札とはどんなものか実際に見てみたいと、工房まで尋ねてきてくれる方もいて、効果は大きいなと感じています。
問い合わせでは「お気に入りの写真を陶板にできませんか?」という質問が多いですが、もちろん出来ます。
神奈川県の湘南にあるお店の看板を見て、その看板の瑠璃色が鮮やかでとてもキレイなので、その看板と同じ色で看板をつくって欲しいというお客様もいらっしゃって、大変嬉しく思っています。
■大好きな詩をメモリアル陶板に 「千の風になって陶板」
メモリアル陶板 千の風になって平成15年に私の父が他界し、大変悲しく思っていました。
そんなとき、子供達がお世話になった先生が、慰めになればと私に1冊の本を送ってきてくれたのです。
その中に載っていたのが 「千の風になって」という詩です。
これが「千の風になって」 との初めの出会いです。この詩を読んでどれだけ慰められたことでしょうか。
それからその本を目にしたり、また歌を耳にしたりする機会があり、改めて良い詩だなと実感し、 ぜひ、この詩を メモリアル陶板として残したいと思いました。
今年の2月に完成し、 日本語訳詩・英文詩それぞれ限定100枚受注生産で販売もしております。

詳細は、私のブログ(白山窯の陶板通信)にも紹介してあります。

■これからの夢や展望
Q.夢や、これから行っていきたいことは?

陶板の「退色に強い」という特性をいかして、商品数をもっと増やし、お客様に提案できるようにしたいです。
より多くの方に陶板の良さ、そして川田美術陶板を知っていただくためにも、ホームページをさらに充実したものにし、情報発信をしていきたいです。目指すのは、陶板をつくっている息づかいが感じられるホームページです。
ホームページを立ち上げようと思った、「陶板で街を潤いあるものにしたい」という気持ちを忘れずに、陶板を通して何かお役に立てればと思います。
これからもお客様に喜んでいただけるよう1つ1つ丁寧に心を込めて陶板をつくり続けていきたいと思います。

—– ありがとうございました。

■インタビューを終えて・・・
表札や看板と聞くと木製やアクリルなどをイメージしていましたが、陶板もまたひと味違い、つるつると滑らかな手触りで、どこか温かみが感じられていいなぁと思いました。また退色に強いので、残したい思い出があればぜひメモリアル陶板に。(お店ばたけ事務局)

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