週刊ウンチク271「七尾名物・大豆飴」のとコム 熊谷京子さん

◆七尾名物「大豆飴」
こんにちは。のとコム店長 熊谷京子です。

これから、良い季節になりますね。・・・と思ったら今梅雨入り宣言されました (._・)ノ コケ
ご家族でお出掛けの時、その土地の名物のお土産を買われると思います。
私は、七尾市のお土産として、いつも大豆飴を買っていました。

今日は、能登半島の入り口、七尾市の名物の話です。
ここの名物は「大豆飴」です。
大豆飴とは、水飴と大豆の粉(きなこ)を練り合わせた柔らかい飴です。
州浜(すはま)に似ていて、棒状のものや、一口サイズに切ったものなどがあります。
この大豆飴、実はとても歴史のある有名なお菓子なんです。
府中町惣代肝煎が前田利常へ献上している物の中に「まめあめ」というのが見られ、いつしか「大豆飴」として定着し、藩主献上品として伝えられてきました。
現在でも独特の風味と香ばしさで多くの方々に愛好されております。
この大豆飴、先日、なんとNHK総合テレビで紹介されました。ヘ(ё_ё)ノ
ふるさとの魅力と地域の課題を徹底リサーチ『金とく』で七尾市の名物、「大豆飴」が取り上げられ、只今、七尾のお菓子屋さんでは大豆飴のブームでとても忙しいようです。
NHKさんでは、能登半島・七尾に600年以上伝わる「大豆飴(まめあめ)」は、そのままなめても、抹茶の粉にまぶしても美味で、かつて七尾港に着く北前船の船員たちが非常食とし、現在では家庭で作られたり、地元出身の世界的パティシエ・辻口博啓さんが、“和洋融合の創作菓子”の素材にも使ったことなどを紹介されていました。
http://www.nhk.or.jp/nagoya/kintoku/archives/onair/060519.html

NHK総合テレビは宣伝効果が大きく、お蔭様で当店でも、少し年配の方々からのいろんな注文や問い合わせがありました。

例えば、「七尾のうぐいす粉を分けてください」とか「作り方の配合の割合を教えてください」とか「自分で作ってみたいから教えて」とか・・・
これって、ネット販売ならではの具体的な質問ですね。おもしろい問い合わせです。
スタッフと思わず「うふふっ」て、驚いています。

いただいた問い合わせに答えるべく、ダメもとで和菓子屋さんに大豆飴の配合をたずねてみましたが、もちろん企業秘密・・ということでした。
どこの和菓子屋さんでもそれぞれの配合があるようで、お店によって味もそれぞれ違います。

そこで我が家に伝わる大豆飴のレシピをお教えします。
和菓子屋さんの味には負けますが、皆さんもぜひお試しくださいませ。

<七尾名物「大豆飴」の作り方>
■■■ 材 料 ■■■

・水飴  200g
・きな粉 280g
・砂糖  100g
・牛乳  1/2カップ
・塩   ひとつまみ
・きな粉 適量(仕上げ用)

■■■ 作り方 ■■■

1.鍋に水飴・砂糖・牛乳を入れ、煮溶かす。

2.鍋を火から下ろし、きな粉と塩を加えて手早くしっかりこねる。

3.1cmくらいの棒状に伸ばし、包丁で一口サイズに切る。

4.切った大豆飴にきな粉をまぶしてできあがり♪

手作りもまた、楽しく、美味しくいただけますよね。
でも結構難しいんです。
上手く生地をまとめられなかったり、硬くなってしまったり、逆に柔らかすぎて固まらなかったり・・。
のとコムの大豆飴のとコムの「大豆飴」(左写真)は焼きくるみが入っていて、柔らかく、香ばしく、ついつい手が止まらなくなります。 ある意味危険ですが・・(*-ω-)ブヒ

1ヶ月の日持ちがしますが、保存料など一切入っておりません。
もちろん日にちがたっても柔らかな歯ざわり!また栄養価の高い大豆を使用していますので、お子様からお年寄りまで安心していただけます。

●のとコム「大豆飴」…お求めはこちらからどうぞ。

のとコムで販売している大豆飴の製造元、冨田菓子舗さんの大豆飴製造工程も掲載してありますよ。
<大豆飴、非常食として中越地震被災地へ>
七尾名物「大豆飴」は、栄養価が高く、長期保存できることから、非常食としても注目されています。
2004年、七尾商業高校(現在の七尾東雲高校)では新潟県中越地震で被災した同県小千谷市内の小学校に大豆飴を送りました。 地元紙「北國新聞」の記事はこちら
ぜひ皆様も大豆飴をお試しくださいね。
私もさっそく、「金とく」で紹介された「抹茶かけ大豆飴」を試してみよ~っと♪

◆リンク集

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