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今回は、「着物地からのリメークドレス」をご紹介いたします。
日頃 演奏会用のドレスを オーダー制作していますが 先生クラスのドレスになると 素材とデザインに、大変苦労をしています。 ドレス素材は若い年代層に合わせた生地生産になっている為、「結婚式」を中心に、ゲストを含め8割位がこのセレモニーに向かった生地作りをしているのが現状です。
結婚式と言っても、70歳80歳代の方々に合うドレス生地は、また存在が薄い状態です。
なんとかしなきゃ、と考えました。
美露土では 7〜8年前より 材料が豊富な「着物地からのリメークドレス」を考案し、手掛ています。
一時 着物地から洋服への展開がはやりましたが、着物の品格を落としてしまい、今は人気がありません。
今日では、着物地は、独自の個性的な、よさこいのステージ衣装にまで流れてしまいました。
これは遺憾!!
日本独自の技法、技術を(伝統は一夜にしてならず)維持しつつ、現代に展開しなければ と。
着物地は普段着でも、しっかりした品格があります。
ここのところを崩すと、文化の領域から外れてしまいます。
着物はしっかりした 文化なのです。
美露土は この底辺を押さえ挑戦し続けています。
上写真のドレスは お客様から持ち込まれた、羽織裏地をはめ込んだリメークドレスです。
表地は生地も十分にあり 難なくドレスに展開し、お納めしました。
「母の物で古い裏地ですから もうゴミにして捨ててください」............。
そんな事はできないなァー..............。
羽織の裏地は短く、必要外はハサミで落とされていたり、生地を生かす為に何度もパターンを作り変え、
ようやく写真のようなデザインに作り上げました。
裏生地は全部使い、胸部分のカーブのところだけ、生地をほんの少し落としました。
和柄模様が強く、色、柄を押えるのに、エンジパープルのオーガンジーを重ねています。
まあまあかな!と、お客様に納品しましたら、
「忘れていたあの生地から こんなドレスになったのですか」と大歓迎で、お母様(70歳代)のお嫁入り準備に、そのまたお母様が用意して下さった時のお話を、物語のようにお話頂いて.......。
・・・このような「思い出を語れる仕事」は大事なことと、感じています。

今秋、「かなざわおしゃれメッセ2008」 のショー(2008年10月18日、19日開催)に拝借しました。
プロデューサーの大場氏より、「和と洋のバランスの良いドレスで ショーに大変良く映えています」
とのお言葉を頂きました。
美露土は、生地と柄を生かし、一点一点デザインを起こし、思い出が語れるドレス作りに挑戦しています。
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