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浦さんが旅した、ベニスの風景。

週刊ウンチク・おはなしばたけ
第19回(01.7.5)
「映画が先か、旅が先か…」
提供:旅行代理店パスポート 浦孝三さん

 映画「旅情」を観たことのある人は多いと思います。
水の都ベニスに、一人バカンスにやってきたアメリカ人のハイミス、ジェーン。ゴンドラが行き交う運河やサン・マルコ広場などベニスの観光を一人満喫する彼女だったが、一日経つと一人旅の孤独感と寂しさを感じてしまう。そんな時、偶然彼女の前に現れた妻子ある銀髪の中年紳士。たちまち恋に落ちる二人だが、"不倫"というモラルの壁を越えられず互いに苦しむ。やがて彼女は、切なさを胸に、思い出の地ベニスを後にすることになり…。
 名曲「サマー・タイム・イン・ベニス」の美しい調べに乗せて、名匠デビッド・リーン監督が贈る"旅情"溢れる名作。ベニスの美しい情景を見事なカメラワークで捉え、人生の年輪を感じさせる孤独な大人の女性像を、大女優キャサリン・ヘップバーンが見事に演じています。列車の窓から身を乗り出して手を振る彼女の姿は、映画史に残る切なく印象的なラストシーンです。

 私が妻とベニスを旅したのは、1988年夏でした。ローマから列車でベニス駅に降り立った瞬間、眼前に広がる運河に、真っ先に「旅情」を思い出していました。あのサンマルコ広場での休憩、あのカンツオーネを聞きながらのゴンドラ遊覧等、「サマー・タイム・イン・ベニス」が何処からか聞こえてくるようでした。

 観光地を旅しても、その観光地を舞台にした映画を見ているか、見ていないかで、旅の楽しみが大きく変わります。「ローマの休日」を見たことのある人は、スペイン広場に立てば、「オードリー・ヘップバーンがアイスクリームを食べていたところ…」とか…旅の楽しさは倍増するものです。あるいは、後で映画をみて、旅の楽しかったことを思い出せるのも良いものです。
 「映画を観てから、旅する…」か、「旅してから映画を観る…」か、どちらが先と云う訳でもないですが、旅行の楽しさを倍増させることは間違いないでしょう。

 さて、あなたは次に何処へ旅しますか
 さて、あなたは次にどんな映画を観ますか

 いやー、旅っていいものですね。
 
旅好きは映画を見、映画好きは旅をして、もっと楽しまねば!
世界各国を旅した、旅の達人・浦さんになら
「あの映画のあのシーン」が実現できる海外旅行を、などと
相談することもできるかも。

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