お店ばたけ 週刊ウンチク
記念すべき第1回は、二重織から四重・八重織まで、多重織を用いた先染織物の開発をしている出口織ネーム社長 出口勉さんのお話です。知っていますか?コンピューターが紋織物を作る装置から発明されたということを。
その昔、紋織物を織るとき、紋引手(タテ糸を持ち上げる人)が紋引き棚(織機のやぐらの上)に座って、織り手の作業に合わせてタテ糸を上げ下げして、その上下したところ(開口部)から織り手がヨコ糸を入れて、織物を作っていた。
この紋引手の手作業を機械化(1804年)したのが、フランスのジョセフ・マリー・ジャカールであった。
この装置(ジャカードという)は、複雑な模様を現すのに便利で織物・レース・刺繍・などの分野でも応用されている。
その仕組みは、紋紙(必要な図形の穴をあけたもの)にヨコ針すべてを当てると、その紋紙にあてた穴の部分だけのヨコ針が穴の中に入り、その分だけのタテ針に動きが伝わりタテ糸が持ち上げられるようになっている。(その逆方式もある)この穴のあいている、いないという原理がコンピューターのON・OFFと同一なのです。
コンピューターの発達と共にジャカード機も真っ先に電子化されて、かつて某ミシンメーカーが『電子のお針箱』というキャッチフレーズをつけてセールスしていた記憶がある方もいらっしゃることでしょう。
(株)出口織ネーム(石川県白山市)では、織機はシャットルとレピア織機を設備。| 「週刊ウンチク」もくじ | 「お店ばたけ」トップページ | サイトマップ |