決済の前に、信頼できるお店を選びましょう
インターネットショッピングでは、実際に商品を受け取られたがお客さんからの支払いがないという事件が起こっています。
お店にとっては高額になると後払い方式にしにくいという面があります。購入する側もそのあたりの事情は理解してあげてください。
このような場合、たとえば「2万円を超える場合は、代引きか前払いでお願いします」というようにしているお店もあります。
特定商取引法では、
前払い方式について、お客さんが前払いをした後、お店側は電子メールで、前払い代金を受取ったこと、いつ商品を届けるかなどを通知しなければならない、と定めています。
しかし、お客さんの立場にたてば、前払いする場合、やはりそのお店が信用できるかどうかをホームページから見極める必要があります。
まず最初に、そのホームページに
「特定商取引法に規定された表記」(もしくはそれへのリンク)があるかどうか確認してください。
(参照:
社団法人日本通信販売協会ホームページ「特定商取引に関する法律(旧・訪問販売等に関する法律)について」)。
この
「特定商取引法に規定された表記」は必ず記載せねばなりません。この表記がないお店で買い物することはおすすめできません。
また、この表記がある場合は、その表記内に、
お店の住所と電話番号が記されています。
実際にNTTの番号案内などで、その住所にその電話番号が存在するかどうか確認する、実際に電話をかけてみるのもよいでしょう。
それから、
ホームページがよく更新されているか、他のお客様からの声が寄せられているかというのも、そのお店を信頼できるかどうかのポイントになります。
では、様々な決済の方法についてご紹介しましょう。
オンラインショッピングにおける決済方法 一覧
(1)銀行振込、郵便振替
商品を受け取る前か後に、銀行や郵便局に出かけて代金を支払う決済方法で、ほとんどのお店が用意しています。ただし
前払いか
後払いはお店によって違います。
お客さんにとっては、商品を受け取ってから支払う後払いのほうが安心でしょうが、
平日の午前9時から午後3時の間に時間に銀行や郵便局に出かけていって支払わなければならないというデメリットがあります。特に職場の近くに銀行・郵便局がない勤労者の方にとっては面倒かもしれません。
なお、
前払いの場合は、支払いの証拠となる「振込用紙(振替用紙)」の控えはなくさないように保管しておいてください。
(2) 代金引換
宅配業者が商品を配達する際に、宅配業者に商品代金を支払う方法です。
代金の授受に関して、お客側・お店側の心配を解決してくれる方法として日本で幅広く普及しています。
実際の商品代金の他に、基本的に代引手数料がお客様負担としてかかります(数百円)が、お店側が代引手数料をサービスする場合もあります。
代引きは、事前にお金を用意して宅配予定時間に待機しておかなければいけませんが、銀行や郵便局に別途支払い行く手間が嫌な場合や、クレジットカード番号を店側に知らせたくない場合などに、特に適しています。
ヤマト運輸、佐川急便、福山通運、西濃運輸、郵便局など、多くの会社がこの代金引換を扱っており、ほとんどの場合、宅配業者は代引き業務に関してお店と法人契約を交わしておりますから、トラブルがあった場合でも、お店の存在を確認することができるので、安心といえます。
ただし、お客としては、商品を受け取ったら、すぐに中身を確認する必要があることは言うまでもありません。
(3) クレジットカード
クレジットカードにより決済を行う方法です。
ホームページの決済の画面で、該当する欄にカード番号と有効期限を打ち込んで決済する仕組みが一般的ですが、最初にカード番号と有効期限をお店側に登録しておき、2度目以降は登録済みであることを通知するだけという場合もあります。
クレジットカードに関するトラブルは、通常の買物においても発生していますので、お客様にとっては、目に見えないインターネット内では、よけいに、カード番号が第三者によって盗まれないか、カード番号がお店側に悪用されないかなどの心配がをもたれると思います。
ホームページで入力したり、電子メールで送ったりする場合、暗号化技術で保護されていない場合は、盗用の意図をもった第三者の目に触れる可能性が多いにあると認識してください。
クレジットカードを利用される場合は、まず、
そのお店が、そのようなお客様の心配に配慮した説明をホームページでしているかどうか確認してください。たとえば、「クレジットカードの利用について」とか「クレジットカード番号の暗号化について」とか「クレジットカード利用のセキュリティについて」とか等のタイトルで、クレジットカード利用の場合の注意点や、そのお店としてセキュリティ対策をどう行っているかなどの説明があるかどうかです。
このような説明がないお店は、クレジットカード利用について、あまり詳しくないと考えられるかもしれません。
また、最近では、ウェブサーバ/ブラウザ・携帯端末間の通信を保護する
SSL(セキュア・ソケット・レイヤー)という暗号化技術を利用して、
入力された情報をすべて暗号にして、たとえ送信途中で第三者に盗まれたとしても、番号そのものがわからないようにする技術を使ってセキュリティを確保しているサイトが増えてきました。
この技術を導入するほとんどの企業では、ベリサイン社の「ウェブサーバ用デジタル証明書」を導入し、このSSL暗号化通信に対応しています(参照:
日本ベリサイン社)。そのようなお店はホームページのトップにベリサイン社のマークを掲示していることがあります。このベリサイン社のサービスは、暗号化によりデータの盗用・改竄を防ぐだけでなく、インターネット利用者に対してウェブサイトの運営主体である法人組織の実在性を証明しなりすましを防ぐ目的で開発されました。
なお、この技術を採用したホームページに入ると、ブラウザーに「鍵がかかったアイコン」が表示され、
http://で始めるホームページアドレスが、https://と変わります(フレームをつかったホームページではその限りではありません)。クレジットカード利用の際には、これらの点を確認しましょう。
ホームページでSSLを使うか、使わないか選択するかをこちらに聞いてくるところがありますが、迷わずSSLを選んでください。
また、暗号化技術を採用していないお店では、従来よく使われていた方法ですが、クレジットカード番号をFAXで送信したり、電話で連絡したりという方法をとる場合があります。しかし、途中で盗用される心配は小さくなるものの、番号が記された店の紙がどのような場所に保管されるかわからないということもあり、それはそれでセキュリティが万全とはいえません。
現在、クレジットカードの危険についても、きちんと対策を講じれば安全に買物ができる条件ができつつあります。クレジットカードのメリットはいろいろあるのです。
贈答品に利用する時は、代引きが使えないので、こちらが便利ですし、後払いという安心感、多くのカードが採用しているポイントバックのお得感を一度経験すると、引き続き使おうという消費者が多いようです。
(4) コンビニ決済
コンビニ決済の良いところは言うまでもなく、銀行・郵便局での支払いにくらべ、コンビニエンスストアの営業時間であれば、時間にとらわれずに支払いができる利便さにあります。
前払い方式と後払い方式の2種類があります。後払い方式では、商品にコンビニの支払伝票が同梱されており、それを指定のコンビニに持って行って支払うという手順になります。
また、前払い方式としては、商品注文後に支払伝票が送付されてきて、先に支払いを行ってから商品が配送される方法のほか、ホームページ上で注文した後に画面上に表示されるバーコードおよび数字を自分のプリンターからプリントアウトし、それをコンビニに持っていって支払いを行うという手順のものもあります。
コンビニ決済といっても、全てのコンビニエンスストアで支払いができるわけではありませんので、利用に際しては、身近なコンビニで支払いができるかどうか、ホームページの説明をよく読むことが必要です。
(5) 電子決済
電子決済は、クレジットカードのセキュリティをカバーする形で安全な決済の仕組みを作ろうという意図で開発されたものです。基本的には、お客さまにあらかじめ電子決済主催会社に会員登録をしてもらった上で、仕組みに参加できる方法となっています。
クレジットカード番号や銀行口座番号は電子決済主催会社が管理しています。そして、決済の場合には、この消費者とショップの間に電子決済主催会社が第3者機関として仲立ちをし、消費者の注文情報だけがショップ側に流れ、クレジットカード番号や銀行の口座番号などの情報がショップ側に渡らなくて済む仕組みを提供しています。
電子決済を提供している会社には、ニフティが行っているiREGi、So-netが行っているS-mash等があります。 クレジットカードと同様、この方式を導入しているオンラインショップに対して、参加店舗審査を行っており、お客さんとしては安心感があり、注文に対する細やかで迅速な対応ができる、実行が保証されているといったメリットがあります。