THE HANJYO−TEN in ISHIKAWA
株式会社フジイチ
(タイヤ・カー用品店)

お客様の要望に
フェース・トゥ・フェースでこたえることこそ
専門店の役割

その発送からうまれた
独自のタイヤ・レンタルシステムで成長する

近年大型商業施設の開発でにぎわう野々市町御経塚町に近い石川広域農道沿い、松任市福増に今回ご紹介しますタイヤと車に関する商品やサービスを提案する株式会社フジイチがあります。
多種多様な車種の開発が進み、タイヤも多くの機能と多種のサイズがうまれました。それに加えて北陸では冬用タイヤが必需品です。車を買い替えると、まだ使えるタイヤでも次の車種にはほとんどが再利用できないのが現状です。
フジイチ 藤田一男さん。
 このような無駄と不便の解消に着目したのが株式会社フジイチのタイヤ・レンタルシステムです。
お客様の声に耳を傾け、お客様の不便や不満に新しいビジネスの発想を求める藤田一男社長にお話をお伺いしました。
起業のきっかけとなった”親子げんか”
 藤田社長の実家は福井でタイヤ販売会社を経営、社長である父親の商売を側面から眺めながら育ちました。
実家を手伝いながらお客様の変化や業界について学ぶなかで、父親の商売や業界の考え方に疑問を感じ始め、25才の時にとうとう衝突、「そこまで言うのなら自分でやってみろ」の”親子げんか”が発端となって現在の会社を起業したと、当時を振り返る。
 この起業から今年で25年。福井で25年、石川で25年のこれまでの活動について、「売れるモノといいモノは違う。お客様とのフェース・トゥ・フェースの話し合いが大切」と藤田社長は語る。

会社の急成長で知った経営の難しさと疑問
 20数年前は冬用タイヤにホイールがついておらず、タイヤだけを交換していたとのこと。それがホイール付き販売が当たり前となったことで、中古タイヤ市場が急成長することになったと藤田社長は語る。
 高度経済成長下、車への投資も活発化し、車種も多様化、車付属品の販売も急成長していった。事業が好調に推移する中で、”売れるモノといいモノは違う”こと、社内体制づくりの重要性に築き、多くの先輩経営者からの助言もあり、経営方針の大切さに行きついたと語る。

取扱商品はモノづくりの考え方にこだわる
「車に関する商品は安全で快適が最も大切」と藤田社長は言う。あたりまえのようだが、あたりまえだからこそ、普段意識しないのかもしれません。タイヤや車の座席(シート)は人名を左右する重要な部品の一部であることを強調する。この点に忠実にモノづくりをする、基本や原則を大切にする会社の製品を大事に販売したいと語る。
 タイヤでは「ピレリー」、シートでは「レカロ」を全面に打ち出す理由である。このようにモノ本来に必要な、基本となる機能を真面目に追求する企業こそ”一流ブランド”と自社の主力製品に胸を張る。
フジイチのチラシ。

今年4月からのチャイルドシート導入で考えたこと

 「チャイルドシート導入で新たに安全に対する認識を問われることになりました。様々な安全基準が問題になっている中で、正確な情報をお客様の立場に立って、親切に説明することが大切、それが専門店です」と藤田社長。「商品はお客様の使い方に応じた説明とアドバイスが必要。ここのご要望や不便、不満解消が大手にはできないビジネスの差別化」と加える。
 その発送から”タイヤレンタル”のしくみを考案、レンタルこそお客様のライフスタイルに合わせた販売と自信を深める。その成功から、この法改正をチャンスにチャイルドシートにも応用してスタートさせた。
チャイルドシートのチラシ。

「社会への負荷」がかからない商売の発送=「タイヤ・メンテナンス・システム」
 株式会社フジイチのビジネスの原点は、お客様の立場に立って考え、既存のビジネスや業界の常識への挑戦や問題提起です。約6年前から取り組んでいる「タイヤ・メンテナンス・システム」がその代表ですレンタルの発展形ともいえるこの仕組みは、タイヤを貸し出しするだけではなく、その使用状態をチェック管理する。
 契約することで車輌管理のようなサービスが期待できることや、冬用タイヤへの交換、タイヤ消耗による交換ローテーションなど、会社の経費節減や、事業活動の能率化だけではなく、タイヤの無駄な廃棄を抑制し、使い切ることで「社会への負担」を減少させる効果が期待できるのです。
タイヤメンテナンスシステムのチラシ。

ナンバーワンになることより、お客様に必要とされる企業に
 個人向けの冬用タイヤのレンタルが好評とお聞きした。転勤で北陸に赴任したり、学生で一定期間しか使用しない人達には経済的であり、無駄がない。このようなレンタルの商談には、個々人の使い方を十分聞いた上でのアドバイスが不可欠です。それに応じて、親切に損得の試算をしてくれるのです。
 様々なビジネス・アイディアを展開する藤田社長に今後の方向性をお聞きしたところ、「ナンバーワンよりもお客様に頼りにされる会社になりたい」ときっぱりこたえた。量を追うよりも質を考える姿勢がうかがえる。安全や快適性の追求、生活環境の保全など、わかりきっていることであるが具体的取り組みが見えにくいなか、着実に時代変化をとらえることで中小企業が勝ち抜くチャンスを見いだしているように思えました。
【会社概要】
 ●店  名 :株式会社フジイチ
 ●資本金 :1000万円
 ●従業員 :9名
 ●事業内容:タイヤ・車用品販売
 ●所在地 :松任市福増町54番地2
 ●URL :http://www.fujiichi-rt.com/
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